●挿し木の時期
5月〜7月か、9月に行います。
日照時間が長い梅雨の時期が一番適しています。
●挿し木、用意するもの
挿し木をする容器:浅い鉢、イチゴのパック(底に穴をあける)、そこに穴のある浅い容器なら大体使えます。
用土:赤玉土(小粒)、鹿沼土、パーライト、バーミキュライト、ピートモスなど※必ず新しいものを用意し、あらかじめ給水させておきます。
「切り口傷の保護材」
●挿し木の手順
挿し穂を用意します。今年伸びた枝で、花芽のついていないものを、15〜20程に切ります。
挿し穂から2節目の葉を取り、1節目の葉は半分くらいにカットします。
これは、葉から余分な水分が蒸発するのを防ぐためでです。
茎は、よく切れるハサミやナイフで斜めにカットすると、給水が良くなり発根しやすくなります。
挿し穂の切り口に「切り口傷の保護材」をつけます。
あらかじめ給水させておいた用土に、箸などで斜めに穴を作り、挿し穂を穴に挿していきます。最後に根元をしっかりと押さえます。
●挿し木の管理
挿し木をした鉢は、明るい日陰に置き、水を絶やさないようにします。
スプレーで葉水を与えるのも良い方法です。
2週間から1か月で発根します。1ヶ月後くらいに5号鉢に鉢上げします。
鉢上げした後は、徐々に日当たりのよい場所へ移しながら育てていきます。
※品種登録されたアジサイなどは、販売が目的で増やすことは違法です。 個人が増やすには問題がありませんが,第三者にあげると問題になりますので注意してください。