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●シンビジウム~花を咲かせる栽培のコツ~

〇洋ランは鉢に根がいっぱいになると花を咲かせる性質があります。大きい鉢に植え替えてしまうと花が咲くまで何年もかかることがあります。植え替えは少し大きめの鉢にするのがコツです。
○肥料は3月から7月まで。それ以外の月は施肥しません。花が咲いている時・つぼみが上がってきている時は施肥しません。

 

シンビジウム2月23日撮影 (静岡県)

このシンビジウムは戸外に置き、植え替えも水やりもしたことはありません。
無臭洋らんの肥料』を年2回ほど施肥するだけですが、毎年花を咲かせます。庭木の根元にシンビジウムの鉢を置いています。落葉した樹であっても霜からシンビジウム を守ってくれます。夏は葉が茂り直射日光を遮りシンビジウム にちょうど良い環境を提供してくれています。今年は、花が咲き終わったら植え替え、肥料もたっぷり与え、来年たくさんの花をつけたシンビジウムの画像も公開したいと思います。洋ランは簡単に花を咲かすことができるので、皆さんも挑戦してみてください。

 

夏は涼しく

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冬は枝だけになりますが、霜から守ってくれています。

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毎年花が咲きます。

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洋ランの基礎知識

●ランの種類
木の枝や根に着生し木漏れ日の中で育つ着生ランと、地中や岩の湿った場所に根を下ろす地生ランがあります。地生ランは着生ランより水を好み、強い光に弱く、夏は遮光してあげます。

着生ラン:カトレア・デンドロビウム・ファレノプシス・オンシジウム・

     バンダ・セッコク・ナゴラン・カヤランなど

地生ラン:シンビジウム・パフィオペデルムなど

 

●置き場所
品種による冬の最低温度は、シンビジウム5度C、デンドロビウム10度C、カトレア・ファレノプシス・バンダは15度Cが必要です。着生ランは半日陰を好むので、レースカーテン越しの光が最適です。窓際は昼と夜の温度差が激しいので、厚いカーテンを引いて保温をします。春から夏の成長期は、木の下の風通しの良い場所で管理すると簡単です。ベランダの場合は遮光した棚で管理し、乾燥のし過ぎには注意します。
地生ランは半日陰に置き、乾燥のし過ぎには注意しましょう。

 

●水やりのコツ

冬の水やり
着生ランは植え込み材が乾いてから2日後、晴れた日の午前中に 鉢穴から出るくらいまでたっぷりと与えます。
地生ランは植え込み材が乾かないように水を与えます。日中の暖かい時間に汲み置きの水を与えます。

春の水やり

成長期となります。乾いたらたっぷり水やりをします。

夏の水やり

バルブが充実してきます。この時期は早朝に水やりをします。

秋の水やり
水やりの回数を減らしていきます。


●植え替えは

シンビジウム・デンドロビウムは3月~4月。

カトレア・ファレノプシス・バンダは5月・6月の梅雨前までに完了します。
植え替えが遅いと成長が止まり花芽がつかないこともありますから注意しましょう。
植え込み材が水苔の場合、2年以上たつと腐って通気が悪くなるので、一回り大きな鉢に植え替えます。
黒ずんだ根はハサミですべて取り除き、新しい植え込み材でしっかり安定させます。
植え込み材は水苔・洋ラン専用のバークや軽石がブレンドされたものがあります。現在植え込みに使われているものと同じものを選べば間違いありません。


シンビジウムの植え替え 5月18日作業

●洋らんの培養土づくり、

洋らんバークに『根ぐされ防止剤』を5号鉢(直径15)で100g混ぜるだけで出来上がり。

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●植え付け

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長年手をかけずそのままにした鉢です。植え替えをしていきます。

 

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根がびっしり張っているのでなかなか抜けないこともあります。その場合は、株を持って、手で鉢のふちをたたくと抜けます。
それでも抜けない時はゴムのカナヅチなどで鉢のふちをたたいて抜きます。
最後の手段は鉢を割って抜きます。

 

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抜けた根鉢を見てください。白い根はこれから伸びる根ですからこの根は残します。
ハサミで一度切るとほぐれやすくなります。根は、ハサミで切っても多少乱暴に扱っても再生しますので安心して作業をしてください。
根が多い時は、根の半分を残し下半分を切り取ります。

 

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黒やこげ茶色の腐った根、スカスカの根は取り除き、根についている培養土も取り除くとこんな状態になります。

 

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5月中旬になると新芽が出始めます。
この新芽が伸びる方向にスペースを取り、培養土を鉢に入れ植え付けます。最後に鉢の周りの培養土をギュと押さえておきます。
株が大きく育っている場合は、少し小さめの鉢二つに株分けするか
少し大きめの鉢に植え替えをします。

 

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新芽が伸びるスペースを開けるとこんな感じになります。たっぷり水やりをして完成です。一週間くらい日陰に置き、『無臭洋らんの肥料』を適量施肥します。
肥料は月に一回、7月まで施肥します。その後は施肥しません。
正月に花を咲かせるポイントは、
●肥料は月に一回、7月まで施肥します。その後は施肥しません。
●寒くなったら家の中に入れる(凍る場所では暖房が必要)です。
●培土が乾いたら暖かい日の午前中にたっぷり水やりをします。
うまくいけば来年の正月にシンビジウムの花が咲きますよ。

 


●追肥

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シンビジウム・デンドロビウムは3月から施肥を始め、カトレア・ファレノプシス・バンダは4月から施肥を始めます。

施肥は7月までの月に一度適量を鉢のふちに施肥します。肥料は当社の『無臭洋らんの肥料』がおすすめです。匂いがなく、水苔が腐りにくい安心の肥料です。

 
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