カルシウム不足で起こる植物の生理障害です。土壌中のカルシウム不足。トマトやピーマンは受粉したときに果房にカルシウムが不足していると「尻ぐされ」が発生します。
土壌中にカルシウムがあっても吸収できない例
●土壌中にカルシウムがあっても吸収できない。
骨粉・貝殻・石灰などカルシウムですが水に溶けにくく植物が根から吸収することはほとんどありません。
●植物が栄養を吸収できるのは根の先端にある根毛です。
株元に追肥しても吸収できませんし、土の中にカルシウムがあっても根毛がなければ吸収はできません。
対策・方法、しっかりした元肥・追肥で毛根からカルシウムを吸収させる。
追肥について
プランターや鉢の場合、1回目の追肥は株から15㎝離し、円を描くように追肥する。2回目以降は淵に沿って追肥をする。
露地植えの場合、1回目の追肥は株から15㎝離し、2回目以降は5㎝づつ離して追肥をする。
●植物は夜温が上がると成長が止まる。
夜温が25度をこえると根の成長も止まり、水・栄養・カルシウムを植物が必要な量を吸収できない。
対策、敷き藁などで地温の上昇を抑える。水やり朝夕2回。風通しの良い場所に置く。半日陰の場所におく。などの工夫が必要になります。
尻ぐされの改善策には『尻ぐされ芯ぐされが気になる野菜に』