果樹の剪定
果樹は剪定をしないと樹が高く伸び収穫や管理がしにくくなり、病気も発生しやすくなります。
枝の剪定は
① 切り返し剪定、枝の途中で切ることで、強く切り返すと春から勢い良く枝が伸びます。弱く切り返すと枝はあまり伸びず果実が着きやすくなります。
② 間引き剪定、枝を元から切って間引くことで、枝数を減らし樹全体に光が当たるようにします。
落葉果樹の場合、元気のない樹は、切り返し剪定を主体に冬にしっかり切り、強い枝を出すようにします。元気が良すぎる樹は冬のせん定は弱くし、夏に不要に伸びた太い枝を切ることで、樹勢を押さえます。
基本的な樹形はカキ、ウメ、モモ、ミカンなどは図2の樹形にします。剪定の際は理想的な樹形をイメージし、骨格となる主枝の先端を立たせます。また、樹の内部に向く内向枝は切ります。